お兄ちゃんと一緒

セカンド?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぴぴぴぴぴぴ・・・・・!!

 

 

 

 

 

 

・・・・・目覚し時計がなってる?・・・

・・・もう朝かあ・・・・・・

よっと・・どこだ?目覚ましは?

 

 

「ぎゅーーー・・」

 

 

ん?なんだこの声は?

 

 

 

「???」

 

「くるしいよぉ〜〜、どいてえぇ〜・・」

 

 

 

ん〜〜?俺の体の下から?・・・・

 

 

 

バサッ!

 

 

 

丸まって俺の寝間着にしがみついてるのは明日香だ、

 

なんだ、明日香かあ、

 

・・・なに!?明日香ぁ!?

 

 

「あ、アスカ!?なんで、こんなところに・・・」

 

「ん〜〜〜、はぁ、お兄ちゃんオハヨ〜!」

 

明日香が伸びをして俺に抱き着いてる!?

 

 

「!?!?!?!???!!??」

 

 

・・・ああ、アスカってやわらかいんだなあ・・・っておい!!

 

 

「ちょちょっとアスカ!!な、な、な、なんなんだぁ??」

 

明日香は手を俺の背中に間わすと胸にほお擦りをしはじめた、

 

「おにいちゃーーん・・・」

 

う!!この状況はぁ!!

朝、しかもこのような状態に置かれた場合、健康な男子は、

そう、ヤバイだろ!!

むしろ、もうヤバイっていうかそれ以上!!

や、ヤバイ!!ポジトロンライフルエネルギー充填開始!!!ってそんなこと考えてる場合か!?

ととにかくアスカとはなれんと!!

 

「ちょ、一寸アスカ!は、はなれて〜〜」

「ん〜〜、だめぇ、いっしょにねれたのにぃ」

 

な、なんて甘ったるい声で・・・・・、

 

ぎゅーーー・・・・

 

くわ!!!

 

アスカのむ、胸が・・・胸に当たっている・・・

・・・・大きい・・・・

全エネルギーポジトロンライフルに!

だ、だめだ〜〜!、ヤバイ!!

逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ・・・

 

 

 

すりすり・・・

 

 

んげ!!!!

シンジはまたもや心で叫んだ、

スナイパーライフルが明日香の太股に・・・

撃鉄おこせ!!!

にげなきゃにげなきゃにげるにげるの?にげちゃうの?にげなくても・・・

 

「あ、アスカ?」

「な〜に?」

 

あ、明日香そ、そんなかわいらしい声で・・・胸の位置から覗き込んできて・・・・、

 

 

どかーーん

 

 

俺はここにいてもいいんだ!(?)

「ああすくわぁ〜〜〜!!!」

 

ボスッ!!

 

・・・真っ暗だ・・・っていうかアタマから枕に突っ込んだな・・・これは、

 

 

「ん〜〜〜、よくねたぁ・・お兄ちゃんおはよう!!」

 

 

そういってアスカはベッド脇に立って微笑んだ

・・・俺は枕に頭を突っ込んだまま返事をした、

 

「おはよう、アスカ・・・・」

「うん!、じゃあアスカシャワーを浴びてくるね!!」

 

そういってアスカは部屋を出ていった、

そうか・・・

最近明日香と寝てるんだった・・・・

すっかり忘れてた・・・

もう一週間は経つのに・・・

まだ慣れてないな・・・俺は・・・

 

 

 

 

 

 

明日香と俺の同居(同棲)生活計画は意外とすんなりととおった、

もともとおとなりさん同士だったし、昔っから、二人は仲が良かったし、それを親のほうも良く知っていた、家族ぐるみの付き合いだったし、

母さんは女の子を守るのは男の子の役目よ、とかいって、二つ返事で了解してくれたうえに、協力してくれるという、

アスカのお母さんの恭子さんも、娘に対して引け目があるのか、すんなりと通してくれたらしい、

という事で俺とアスカは一週間前から同棲状態の生活をしている・・・・

 

 

 

 

 

最初は横に二つ布団をならべてたんだっけ、

さすがに狭いからね、一緒だと、それに恥ずかしいしさぁ、

だけど朝になると絶対明日香は俺の布団に入って寝てるから・・・

それじゃヤバイって事で、

一回違う部屋にしようとしたんだ、

明日香もしぶしぶ寝る前は承諾したけど・・・

 

******

 

****

 

**

 

 

 

明日香と別れて寝室にはいる・・・か、

 

「ふう、今日は久しぶりに一人だな・・・」

 

さびしい・・・かな・・?やっぱ、

一緒に寝ていた明日香がいないと・・・

でもなあ・・・一緒に寝てるとかなり変な気が起こっちゃうからなあ・・・

・・・まあしかたないと言えばしかたないし・・・俺もオトコだし・・・

やっぱまずいよなあ、今日一日くらいは離れて寝よう、って言ったんだよな・・・

・・・・・・・明日香・・・・大丈夫かな・・・?

・・・まあ、隣の部屋だし・・・

それに、最近は一緒に寝てたから、そんなに・・・・

 

 

・・・・・・・・・まあ、考えててもなあ、・・・・・・・・寝るか・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・・トン・

 

 

 

 

 

・・・トントン・・・

 

 

 

 

 

トントン・・・・・・

 

 

 

ん?・・・だれ?・・明日香?

 

「明日香?」

 

スゥーー

音も無くふすまが開いていく、

明日香が立ってる・・・

明日香・・・泣いてる!?

 

「うっうっ・・・おにいちゃぁん・・うっうっ」

「ど、どうした?明日香」

「うっうっうっうっうっうっ・・・・・やっぱり・・・ダメだよぉ・・うっうっ」

「な、なにが?」

「おにいちゃんと・・・寝られなくなっちゃ・・・さびしくっうっうっ・・てぇ・・うう、ぐすぐす」

 

「あ、明日香!!!」

「ぐすっ!、お、おにいちゃぁん!〜〜〜!!!」

 

 

ぼすっ!!

 

 

明日香は俺に飛びつくなり本格的に泣き出した・・・

 

 

・・・明日香・・・・

一緒に寝る事を知ったら、一人で寝るのにたえられなくなったか・・・

 

・・・・・・・・・俺って最低だ・・・

明日香がこんなに寂しがってるのに・・・・

明日香・・・・・!!!

 

 

ギュウ!!!!!

 

 

「おにいちゃ〜〜!!ぐすっ!!」

「すまん!!明日香!!俺を許してくれ!!」

「おにいちゃん・・・ぐす」

「もう、離れて寝ようなんて言わない、一緒に寝よう、」

「・・・・・ぐす」

「一緒に一緒の布団で寝よう!、・・・明日香を寂しがらせるなんて・・・もうしない・・・」

「お兄ちゃん・・・・・・・」

 

「・・・・明日香・・・」

「お兄ちゃん・・・・・・」

 

 

**

 

****

 

******

 

 

・・・って事があってから、

一緒の布団で寝てるんだよな、

狭いから、いつも明日香は俺の脇か、俺の上に乗って寝てる・・

 

・・・しかし、俺って我慢強かったのか?こんなに・・・

 

最近、明日香は俺と一緒に寝て、一緒に暮らしているってことでいっそうに甘えてきている・・・

今日の朝のような事がほぼ毎朝だ、

・・・しかし、いろんな意味でハードだな・・・

・・・・・・・・・いままでの反動もはいってるのかな・・・

・・・まあ、明日香がさびしくなければ、明日香が幸せならいいか・・・

 

 

 

・・・・・・・・さて、メシの支度でもするかな、今日は当番おれだったよな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、明日香、行くぞ、」

そう行って玄関から明日香を呼ぶ、

「あとちょっとぉ〜〜!!」

そう行って明日香は奥の部屋、今は明日香の仮住まいになっている部屋から飛び出してきた、

 

 

 

「エヘヘ、ゴメン」

「ほら、はよせい!」

 

 

 

そう行って明日香を急かすと俺は一足先に歩き出した、

「おにいちゃーーん、まってってばぁ〜〜!!」

「あ、こけるな・・・よ、」

と言った時にはこけていた、

「ほらほら、明日香、大丈夫か?」

「・・・いたいよぉ・・・(;;)」

「どこだ?打ったのか?」

「うん・・ここ・・・・」

 

 

俺はすばやく明日香を座らせると、

足をみた、

白くて美しい足、

 

 

 

じゃなくって!!

ちょっとひねったのかもしれない、

 

 

「・・・・んーー、ひねったか・・ちょっと痛そうだな、」

俺は周りを見渡した。

「お兄ちゃん何を探してるの?」

「そりゃなあ」

そういって俺は明日香を抱きかかえあげた、

 

「こういう事するときゃ、人の目をきにするわな、」

「・・・・・(真っ赤)」

「さて、どうする?この足、」

「・・・お、お兄ちゃんそんな痛くないから・・・」

「そうか、じゃあ、歩けるか?肩貸してやるから気をつけろ?」

「う、うん」

 

よっと・・・明日香ゆっくりおろすと肩を抱いて歩かせ始めた。

・・・・なんだ?あんまり痛くないなんていって・・・

ずいぶん歩きにくそうだな・・・

 

「なんだ?どうしたんだ?他に痛いとこでもあるのか?」

「そ、そうじゃなくって・・・この構図って・・・」

「・・・・・・(ほんのちょっと赤)」

「・・・・・・」

 

 

俺は一寸立ち止まって周りをみた、

・・・・・注目浴びるか・・・・・・・

・・・朝っぱらからじゃあなあ・・・

肩を貸すっていうかはほとんど抱きしめながら歩いてるもんなあ・・・

 

 

「止めるか?(赤)」

「ううん!止めちゃだめ〜〜!!(^^)(真っ赤)」

「そ、そんなら、問題ない、ほら行くぞ!(ほんのちょっと赤)」

「うん!!あ、ちょっと痛いなあ〜〜・・・もっと抱き寄せて(^^)」

「・・・はいはい(真っ赤)」

 

 

あ〜あ、結局遅刻だなこりゃ、

間に合う電車いっちまった、

 

まあ、授業きいてわかんなかったら、後で明日香に教えてもらおう、

・・・・・それも情けないか(泣)・・・

 

 


 

:是非ご覧頂いた方はZiMさんに感想を!

:戻る