・・・・・・

「実は・・・明日香は・・・明日外国へ引っ越すの・・」

「・・・・え?」

「ママに呼ばれてて・・・ドイツで・・・暮らす事に・・・」

「あ、明日香・・?」

「行きたくない・・・・いきたくないよぉ・・・・」

「明日香・・・・」

「だから・・・最後に・・・・最後に・・・・・・・」

そう行って明日香は俺にもたれかかってきた、

「あ、明日香!!!」

俺はそう言って明日香を強く抱きしめた、

「お兄ちゃん・・・」

「明日香・・・・・」

「お兄ちゃん・・・・・」

「明日香・・・・・・」

「おにいちゃん・・・・・」

「明日香・・・・・・・」

「おにいちゃん!!」

「あすか・・・・・」

「おにいちゃんってばぁ!!!」

「あすかぁ・・・」

「おにいちゃん!!おきて!!」

「え、ええ?」

「おにいちゃん!!いつまで寝てるのよ!!」

「んぁ?ここは・・・」

「もう!!やっぱり寝ちゃったのね!!せっかく面白い映画だったのに!!」

「・・・・・・・あ、そうか・・・映画にきてたんだっけ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃんといっしょ

ふぉーす

「休日」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「も〜〜!!、早く出ようよ!!もうみんな出ちゃってるわよ!!」

「はいはい・・・・(そーかそれの所為であんな夢見たのか)・・・」

「まったく!!話題の映画だったのに!!なんで寝れるのよ!!」

「んなこといってもなぁ、ああいうのはどうも性に合わないんだよ」

「またそんなこといって〜、面白いじゃない、純愛物よ?」

「・・・俺は男の子だからなあ・・・・」

「あ〜あ、お兄ちゃんには愛って物が無いのかしら?」

「あるよ、明日香に対するものならな、あふれるほどあるさ、」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「明日香?」

「お兄ちゃん・・・実は起きて見てたの?そのセリフ・・・(真っ赤)」

「なにがだ?」

「ううんいいの・・それがホントなら・・・(真っ赤)」

明日香はうつむいて俺の前に立っている、

「明日香?どうかしたのか?」

「ううん!なんでもないの!!、さ、早くいきましょ!!(真っ赤)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふう、映画見た後は体が・・・あたたた・・・

んーーー!!・・・ふう・・・

 

 

さっき見た映画は・・・題名わすれた・・

まあともかく、今日は休日って事で明日香のわがまま聞いて映画を見にき てたわけだが・・・

純愛物・・・・・

なんか一生好きにはならんかもしれん・・・・

 

 

 

「ふう、なんだ、まだこんな時間か」

俺が時計を見ながらつぶやいた

まだ帰るには早いなぁ、

「どっかいこうか?」

「そうね・・・でもさし当たって何にもないわね」

「・・・・・・帰るか?」

「・・・・うん」

ん〜〜、でも、家に直行するのも悔しいなあ・・・

「・・・・・・・・・・・」

そうだ!!

「明日香?この前できた、臨湖公園でもいかない?」

「臨湖公園?」

 

 

臨湖公園、芦ノ湖にそって最近できた、国定公園

四季折々の景色が楽しめ、

遊歩道もある、

それに加え、貸しボートなどもあり、ちょっとしたデートスポットになっている、

 

 

「へぇ・・・いいじゃない!いこ!お兄ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・遊歩道を歩く・・・

この時期はかなり暑いのだが、この道は程々に風が流れ、

すずしい・・・・

夏も本場になっている、

青々と緑は茂り、

あたりは一面真緑だ、

 

 

「むせ返るようだな・・この緑は・・・」

「夏ねえ・・・・」

 

 

遊歩道を一周すると二人でボートをこぐ事にした、

貸しボート屋でボートを一隻借り、湖へと漕ぎ出した、

・・・・・気持ちいい・・・

風がながれ、吹き抜ける、

しかしそこまで強い風ではなく、二人の髪を揺らす程度だ、

・・・・周りを見るといい景色だ・・・・

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・

明日香は周りを見ている・・・

時々強く吹く風が、明日香の髪を揺らす、

なぜか光り輝いているようだ、

 

・・・・・なんていうか・・・

・・・きれい・・・・いや、・・・・美しいってカンジだな、

・・・・・なにおれは考えてるんだか・・・

 

 

 

 

 

 

 

あ、明日香・・・・

低いとこに座って、なおかつミニだから・・・・

み、みえる・・・・かな?・・・

ちょ、一寸体を低くすれば・・・

「お兄ちゃん・・・緑がきれいよね・・・本当・・・」

「・・・ああ・・・・(後少し・・・・)」

・・・・・・・・・・・

・・・・・明日香・・・・・・

・・・・・・・・・・白・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・おいおい、俺、何いってんだ、・・・・

 

 

「ねえ、お兄ちゃん・・?」

明日香は俺の視線の先に気が付いてしまった・・・

・・・ヤバイ・・・

「お、おにいちゃん・・・・・・ど、どこ・・・みて・・・」

「い、いやなんでもない,(何でもないってなんだ〜〜!?)」

「・・・・・(真っ赤)」

「・・・・・・・(うう・・・・)」

「ね、ねえ、お兄ちゃん?」

「な、なんだ?」

「・・・・・み、・・・みた・・・・の?」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・(真っ赤)」

「・・・・・・・(真っ赤)」

 

#明日香ちゃんモード!

 

・・・・お兄ちゃん・・・・

・・・・・・明日香の・・・みたって・・・・

・・・・・あ!駄目!!・・・・・・・・今日のはあんまり・・・かわいくない・・・・

「・・・・お、お兄ちゃん?」

「なんだ?」

 

「ち、違うの!!いつもはもっとかわいいのなの!!」

「ほぇ!?」

 

・・・・・私今なんていったの?

・・・・・・・・・・・・・・

#お兄ちゃんモード

 

・・・・な、なんてすごいことをいうんだ明日香!?

じゃ、じゃあいつもはどんなのだっていうんだ!?

・・・・・・・・・・・・(妄想中)

「お兄ちゃん・・・なに妄想してるの?」

「いや、今日のは明日香のもってる中では俺的にはいいとおもうが・・・・」

「そ、そう?じゃあよかっ・・・・ってええ!?

あ!!!

「明日香の下着、お兄ちゃん見てるの!?」

「い、いや見てしまったというべきか・・・ついつい・・・」

「もう!!信じられない!!」

ポカポカ

「あたたた!あ、明日香ぁ〜〜勘弁してくれ!!」

「もう!!しらな・・キャァ!!」

ザアッパァ〜ン

「明日香!!」

明日香が落ちた!!

あ、あれ?

「どこだ!?アスカどこだ!?」

くそ!沈んでしまったのか!?

ザパァン

ブクブク・・・・

明日香!!・・どこだ!?

くそ!息が!

プハァ!

ザブ!

あ、明日香・・・どこに

くそ!俺のせいか!?

 

 

 

 

「おにーちゃん」

へ?

あ、明日香・・・

すでに明日香はボートに乗っていた、

「・・・・・・・」

「・・・ぷぷぷ・・」

「・・・・明日香・・・・俺をだましたな」

「なにいってるのよ〜、明日香がお兄ちゃんより泳ぐの得意なのしってるでしょ?」

たしかにそうだった・・・・はめられた・・・・

「ほらほら、お兄ちゃん、あがってあがって」

俺はボートの上にもどった、

今の俺の顔はおそらくふくれっつらというにふさわしくなっているだろう、

「・・・・・・」

「・・・・ゴメン!!お兄ちゃん!!」

「・・・・・・」

「だって、お兄ちゃんがいけないんじゃない〜」

「そうかもしれんが・・ぶぇっくしょい!!」

さすがに真夏とはいえずぶぬれな洋服では体が冷える、

まあそのうち乾くだろうが・・・

「大丈夫?」

「おまえは?」

「ちょっと寒いね」

俺はボートをこいでいるからそこまで寒くないが

明日香は動いてないからなあ、

 

 

「さむいか?」

「うん、でもこうすれば・・・」

そういって明日香はおれに前から抱き着いてきた

「お、おいおい」

「でもだめね、二人とも洋服がぬれてるから意味がないわ」

「そうだなぁ」

俺は上着を脱ぎ出した、

「お、おにいちゃん!?」

「いや、かわかさんといかんだろうに、よっと」

俺は上着のTシャツを脱ぎ終わるとボートの適当な場所に干した

「そ、それはそうかもしれないけど・・・」

明日香は上半身裸の俺を直視できないでいる、

湖面は静かに風がながれていて、太陽もてっている、そのうちかわくだろ

 

 

「・・・・なんだよチラチラ見るなよぅ」

「だ、だって・・」

「でもお兄ちゃんだけずるい!私も脱ぐ!」

「わ、わたしもぬぐっておいおいっておい!!」

明日香はそういうが早いか、シャツを脱いだ、

 

 

・・・・・・明日香のブラがまぶしい・・・

「ってこっちを凝視しないでよ!!景色でも見てなさい!!」

明日香はハズカしそうにブラを腕で隠しながら顔を赤くしている、

「ど、どうせならブラもとったら・・」

「バカ!!」

「(泣)」

そういうと明日香は俺の死角、つまり後ろにいってしまった、

あ〜あ、せっかく・・・

 

 

ギュ!

 

 

!?

明日香は俺に抱き着いてきた、

「・・・・・・・・・」

「あの〜〜?・・・・・一つ質問です明日香さん」

「なに?」

「・・・・・・・ブラつけてます?」

「・・・・・・ううん(真っ赤)」

・・・・・・

「けっきょくはずすんじゃん・・・(真っ赤)」

「だ、だってやっぱり見られるのは・・・(真っ赤)」

だきつくのはいいのかなあ・・・まあうれしいけど・・・・

ちゃぽん

湖面を魚が跳ねた、

「ホントはね、明日香うれしかったんださっきお兄ちゃんが飛び込んでくれて、」

「・・・・・」

「だって明日香がおちた瞬間に飛び込んだでしょ?まあ、その時にはもうボートにあがっ てたんだけど、私はそのまま見続けたの」

「ひっで〜〜・・・」

「お兄ちゃんが必死にもぐったりしたりしてたじゃない、うれしくなっちゃったわよ」

そういって明日香は俺の背中に額かな?・・・を当ててきた

明日香の腕はちょうど肋骨の下にまわされている、

明日香は腕の力を強めた

 

 

「アリガトね、おにいちゃん」

「お安い御用だ、明日香」

 

 

湖面に映るおれたちの影は、洋服が乾くまで一つだった、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・延長料金ってたかいんだな・・・(泣)

 

 

 

 

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